
今回はフィットネスジムに通おうか迷ってる人に向けて、失敗しないフィットネスジムの選び方を解説していく。
「初心者にはどんなジムが合っているのか」「料金の相場はどれくらいか」「マシンの使い方は教えてくれるのか」などの悩みを
現役のトレーナー目線でアドバイスしていく。
この記事を参考に、自分に合ったジムを見つけ、フィットネスライフをスタートさせてほしい。

クレヨンです。X(旧Twitter)もやってます。
目次(クリックでジャンプ)
ジムはどうやって選べばいいか

いろんなフィットネスジムが乱立している昨今、選択肢がありすぎて逆に選びかねているという意見をよく聞くので、俺なりの意見とアドバイスをしていく。
大手チェーンジムと個人経営のジム、どちらがいいの?
結論から言うと、フィットネスジムに初めて通う場合は大手の有人ジム(スタッフ在中ジム)がおすすめだ。有名なところでいうと「ゴールドジム」や「エニタイムフィットネス」、「ジョイフィット」、「フィットプレイス」などがあげられる。
中でもゴールドジムは、スタッフ自身の指導スキルも高く、しかも丁寧。初心者の悩みや不安にしっかりと寄り添ってくれるのでめちゃくちゃおすすめである。
ただし、有名ボディビルダーやフィジーカーも通うため、初見の雰囲気や威圧感に圧倒されると思うが、そこは勇気を出して行ってほしい。ゴールドジム=中級者、上級者向けと思われるかもしれないが、初心者こそゴールドジムに行くべきだと俺は思っている。
一方、個人で利用時間を制限して営業しているジムもあり、こちらはどちらかというと昔からあるオールドスクールなところが多い。
個人で経営している分、常連や馴染みで成り立っている部分が大きいので、むしろこちらの方が初心者にとってはハードルが高いと思う。
すでに出来上がっているコミュニティに入っていくためには、その店独自のルールやマナーがあったりと、慣れるまでに時間がかかる場合がある。
その点、大手ジムは入会規約が全店で統一されているので、初心者から上級者まで公平に使用ができる。

自分に合うジムを見つけるポイントは?
まずは通い続けられるかどうか。これを一番最初の判断基準にしてほしい。
いくらインスタ映えするジムであっても、家から車で2時間の距離であれば、雨の日や仕事で疲れた日なんかは行くのが億劫になり、やがて遠のいてしまう。
距離以外にも、ジム内の清掃が行き届いていなかったり、マシンが故障だらけだと、通う気にならずやっぱり足が遠のいてしまう。
他にもスタッフや利用者の雰囲気なんかも判断材料になってくるだろう。
なのでまずは「通いやすいか、通い続けられそうか」を考えて、その次に「初期費用や会費、サービス面」などを考慮していくとよい。
料金やコストは

ほとんどのフィットネスジムがサブスク型の料金制度を導入しているので、月々の会費はもちろん、初期費用もしっかりと比べるべきだ。
「初月半額」「◯ヶ月分無料」「入会金ゼロ円」など、様々な入会特典があるが、初期費用が月会費に比べてあまりにも高い場合は、「初月半額」や「◯ヶ月分無料」に充てられている場合が多いので、まずは初期費用+1年間でかかる会費の合計で判断すると良い。
月会費はどのくらいが相場なの?
通っても通わなくても、毎月支払う月会費は同じなので馬鹿にならない。ここでは大手フィットネスジム数社の大体の月会費を表にまとめたので参考にしてほしい。
初期費用や年会費など、どんな費用がかかるの?
初期費用としてかかってくるのは「引落口座の登録料」や「入館カード発行代」など。
ただし、ほとんどのジムで入会特典を設けており、例えば入会金無料や初月月会費半額、カード発行代無料などがある。また、入会する時期によっても特典が変わったりするので、一度気になるジムの特典を調べてみてほしい。
あと、たまにあるのが「メンテナンス費」と称した年会費。入会時はかからない事が多いため、1年後に急に請求がくる。といったトラブルを聞くので、入会規約はしっかりと読むこと。
無駄にならないようにするための契約プランの選び方は?

せっかく入会するのだから無駄にはしたくない。ベストは習慣化できることだが、難しい人もいると思う。
入会してすぐに転勤や引っ越しが決まってしまう場合もある。
そんな人のために、無駄にならないようにする為のプラン選びについて解説していく。
大事なのは「最低契約期間」と「違約金」の部分。最低契約期間とは、入会から◯ヶ月は退会できないというもの。入会時の説明でも必ず記載されてるので、覚えておくこと。また、最低契約期間が未達の場合、違約金がかかるケースもあり、こちらはちょこちょこトラブルにもなっている。
残念ながらフィットネスジムはクーリングオフ対象外なので、消費者庁に問い合わせても相手にされないケースがほとんどである。
通い続けられるか不安な人は特に、「最低契約期間」「違約金」の二つには注意したい。
設備やサービスについて

せっかく通うなら充実した設備でトレーニングをした方が、モチベーションも上がる。
ただ気をつけてほしいのは、最新の設備=良いトレーニングというわけではないこと。マシンによっては海外の大きな体に合わせて設計されたマシンもあり、日本人に合わないことも珍しくない。
なのでここでは、設備やサービスについて解説するので、自分に必要かどうかの判断材料にしてほしい。
トレーニング器具の種類や充実度はどう見るべき?
トレーニング器具の充実度は初心者のうちは気にしなくて良い。全部のマシンが自分に合うとは限らないし、おそらく嫌いなマシンも出てくる。
大事なのは、器具が錆びていたり、ネジが緩んでたりしないか。そこを見てほしい。
多少の錆びは経年劣化で仕方ない部分もあるが、明らかに錆びすぎていたり、傷んでいたりするということは、ジム側のメンテナンスが行き届いていなかったり、利用者のジムマナーが悪いことが想像される。(使用後に汗を吹かない。扱いが雑など。)
ネジが緩んでいる状態でトレーニングをしても起動がずれて思うようなトレーニングができなかったり、最悪ケガをする可能性もある。
初心者だからこそ、綺麗な起動でトレーニングをするべきなので、メンテナンスの行き届いたマシンのジムを選んでほしい。
プールやスタジオプログラムは必要?

プールやスタジオレッスンに関しては本当に好みの部分になってくる。これも先ほどと同様、設備のメンテナンスや備品が傷んでいないか確認するのが望ましい。
また、プールやスタジオが併設されているジムは月会費が高価格帯になるケースが多いのも覚えておきたい。
シャワー、ロッカーなどの施設は重要?

無料ロッカーは鍵付きであればベストだが、オープン棚しか置いていない場合もある。
その場合は監視カメラが無料ロッカーが映る形で設置されているか確認すること。万が一、置き引きや盗難にあってもスタッフがすぐにカメラを確認してくれる。
シャワーに関しては、黒カビが付着していないか、アメニティは無くても大丈夫か。
シャンプーやリンスにこだわりがある人は持ち込んでも大丈夫か等を確認したい。
初心者でも続けられるか不安

入会したは良いものの、何からやれば良いかわからないという人はすごく多い。実際、ジムスタッフである俺もこの漠然とした質問はよく受ける。
なのでここでは、そういった悩みを解決していく。
どんなトレーニングをすればいいの?
この質問が一番多いが、答えは一つ。「その人の目標によって変わる」だ。
例えばダイエットの場合だと、消費カロリーの高い下半身のトレーニングがおすすめ。種目でいうとスクワットやレッグプレス、ヒップスラストあたり。
逆三体型になりたければ、肩のトレーニング(サイドレイズなど)や、ベンチプレス、懸垂などがおすすめ。
野球のピッチングで球速を上げたいとなれば、下半身と上半身を連動させるトレーニングなど。
個人の目的や目標によっておすすめのトレーニングは変わってくるので、一度「具体的な」ゴールをイメージしてほしい。
トレーナーやスタッフはサポートしてくれる?

具体的な目的、目標ができたら、それをジムスタッフに伝えれば大丈夫。その目的に沿ったトレーニング方法やマシンを紹介してくれる。
また分からないときはスタッフに聞けば教えてくれるから安心してほしい。
ただし激安ジムの場合、スタッフが知識不足で教えられないというケースもあるので、そういう意味ではやはり
ある程度の知識があったり、体格の良いトレーナーがいるジムを選択した方があとあと後悔しないだろう。
いきなり行っても大丈夫?周りの目が気にならない?
ほとんどの有人ジムでは飛び込みでの見学にも対応しているので問題ない。ただし、体験となると事前予約が必要なケースもあるので、そこは一度問い合わせてほしい。
周りの目が気にならないか問題に関しては、初心者が全員通る道だから大丈夫。かくいう俺もそうだった。
でも入会して3ヶ月くらいしたら気づく。マッチョほど鏡の前の自分しか見ていないし、トレーニングをしている自分自身も周りを気にしていないことに。
だからこの「周りの目が気にならないか問題」は取り越し苦労に過ぎない。
家から近い方がいい?それとも職場の近くがいい?

家から近い方がおすすめ
これは間違いなく「家から近い方」を選ぶべきだ。なぜなら休みの日でも行きやすいため、習慣化させやすい。
逆に職場から近いジムを選ぶと、仕事の疲れを言い訳に行かないケースも出てくるし、トレーニングでへとへと汗だくの状態で電車や車に乗るのはなかなか厳しい場面もある。
家の近所にジムがある人は、そっちを選んでほしい。
職場から近いジムを選ぶ場合の注意点
職場近くのジムに通う場合の注意点として、荷物の量が挙げられる。
荷物が多いとカバンも大きくなるので、その大きなカバンが入るロッカーや棚がジムに設置されているか確認したい。
その他の不安や疑問
混んでいる時間帯はいつ?
これに関してはスタッフに聞く、もしくはGoogleマップでも確認できる。
自分が利用する時間帯のグラフを見れば、混んでいるのか空いているのかが大体把握できる。

Googleマップで混雑状況のグラフが確認できる。
曜日別、時間別で表示されるので、自分が利用するタイミングの混雑状況を把握できる。
体験や見学はできる?
ほとんどのジムでは体験や見学を無料で実施しているので、気になるジムがあれば一度行くのをおすすめする。
その際、利用を想定している時間や曜日に合わせていくと、実際の混雑状況や雰囲気もわかりやすい。
まとめ
今回はフィットネスジム初心者や未経験の人向けに、ガイドブック的な感じで紹介した。
筋トレはハマれば本当に良い趣味、習慣になるので、思い立ったらすぐ体験や見学に行ってほしい。
入会しようか悩んでいる人は、この記事を今すぐ閉じて「フィットネスジム 近く」で検索してほしい。
筋トレや運動だけは「やらなきゃよかった」とはならないから。