Mr. FanTastiCというアーティストを知ってるだろうか。2018年に結成された日本人3人組のロックバンドで、略称は「ミスファン」。
そのミスファンが歌う「fine II」という曲のせいで資格試験に落ちた話だ。
単調なメロディとドラムから始まって、唐突に
もしも もしもの話
明日という存在が消えて
今日しかない最後が来たら
ねぇどうするの？
という質問から始まる歌詞。
メロディが静かなぶん、歌詞がはっきりと聞き取れてしまう。この時点でもはやBGM感覚では聞けない。
しっかりと正座して、しかと聞き入らせてもらう。
そんな聞き手側の心情をよそに続く。
終わりは突然いついかなる時に
訪れるかわからない明日かもしれない
突然いつもの空が初めて見る色になったとしても
そんな日もあるかくらいできっと
終わってしまうんだ僕は
考えさせる。すごく考えさせてくる。DaiGoの弟のツイートくらい考えさせてくる。
え、ちょっと待って、空が初めて見る色になる？
と歌詞を追ってる間に、
もしも もしもの話
明日という存在が消えて
今日しかない最後が来たら
ねぇどうするの？
来ました2回目のもしも話。
こっちはまだ空の色があーだこーだの部分を解決できていないのに。
しかもこれ、全人類が1万回はいう「今日で世界滅亡するとしたら何する？」ってやつ。
この質問なら俺でも答えられる。俺は最後の一日に浴槽いっぱいのハイチュウを食べると決めている。
世界中のお偉いさん達が
アタフタしてジタバタわめいてる横で
僕らはその最後の日を受けいれることが
できるでしょうか？
そう、世界中のお偉い人がアタフタしている間に俺は浴槽いっぱいのハイチュウを食べる。
誰にも止めさせない。
ねぇ？
ねぇ？
そんなことを考えてると突然やってくるPerfume。
ここで俺はスマホを取り出し、SpotifyでPerfumeの「ねぇ」を「次に再生」に追加する。
いつかいつかの話だよ？
そんなことほんとは起きてほしくはない
でも終わりが来たとしたら
今君は何したいの？
もしも話を消化しきれないうちにやってくる「いつか話」。
「今君は何したいの？俺は浴槽にハイチュウを溜め初めているだろう。」
僕はきっと普段できなかったようなことを
思いっきりしてわめきたいけれど
普段できないことが今できる気もしないから
とりあえず君と一緒にいようか
ねぇ、いいでしょ？
確かに。その通りだ。普段できないことが今できるわけがない。
浴槽にハイチュウを溜めて腹一杯食べるなんて普段できるはずがない。
俺の意思の弱さとミスファンの歌詞がリンクしていく。
だけど だけどその時に
きっと絶対たぶん君のことを
考えようとはするんだきっと
そうじゃない日もそうなんだ
たとえ終わりの日が来ようがこまいが
伝えなきゃいけないことはいつでも
言わなきゃいけないことぐらい
馬鹿な僕でもわかるから
ねぇ？
ねぇ？
ねぇ？
少しづつボーカルの声量が上がってくる。
「ねぇ」の3連発はもはや「でぇ！」と言っている。
「ウォ〜ウォウォウォ でぇ〜！」
いよいよサビのお出まし。
End-user world
You&Me
Everyone just has to look at it
End-user world
You&Me
Everyone just has to look at it
That’s fine
End-user world
You&Me
Everyone just has to look at it
End-user world
You&Me
Everyone just has to look at it
That’s fine
ここでまさかのしっとりメロディ！同じ歌詞4連発！
サビどこ行ったねん！
しかも4回目の「ザツファイン」のあとにお馴染みの冒頭メロディ。
手抜き。完全な手抜きです。このままこの曲はフェードアウトしていきます。ありがとうございました。
もしも もしもの話
明日という存在が消えて
今日しかない最後が来たら
ねぇどうするの？
おっと。俺としたことが。1曲リピート再生にしていた。
これではPerfumeの「ねぇ」が聞けない。
End-user world
You&Me
Everyone just has to look at it
End-user world
You&Me
Everyone just has to look at it
おや…？
様子がおかしい…？
もしもの後はだけどのはずじゃ…？
I was very happy.I was very happy
Being able to meet you was my happiness.
I was happy loving you.
Happy and chest is full
I was very happy.I was very happy
That was the ultimate happiness.
I was happy loving you.
Even as they end even if today
ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━ !!!!!
電車男以来の
ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━ !!!!!
待ってましたと言わんばかりの絶叫にも近い熱唱。
これを俺たちは待っていたんだ！
中学英語すらままならない俺には「もしも」や「だけど」の答え部分であろう
この歌詞の意味が全くわからないが、それでもわかる！
いいこと言ってる！ミスファン！
サビも2回くらいループしたらわかる。3回目は俺も一緒に歌う！
「アイワズベリハッピー！ハッピー！アイワズベリハッピー！％＄＃＆＠＆％？ハッピネス！」
感情爆発、涙腺崩壊。
なんて良い歌。
しかもこれで終わりじゃない。
だけど だけどその時に
きっと絶対たぶん君のこと
考えようとはするんだきっと
そうじゃない日もそうなんだ
ミスファンは最後に宿題を残していく。
あれ？誰の何するどんな曲やっけ…？
聞くしかない、最初から。
こうして俺は、資格試験勉強中にSpotifyから流れてきたミスファン「fine II」の虜になった。
どれだけテキストを読んでようが、問題を解いてようが、fine IIが流れ始めたら終わり。
fine IIが流れるまでが勉強時間だった。
もちろん資格試験には落ちた。
全然ハッピーじゃねぇから！！！
クレヨンです。X（旧Twitter）もやってます。
「書けないんじゃない、考えてないだけ。」を読んで
今回の記事は、かんそうさんの著書「書けないんじゃない、考えてないだけ。」を読んだ後に執筆した。
いつもと全く違う視点で、思いのままに書いたので、スラスラ書けたし楽しかった。
ただ、この表現の仕方はかんそうさんだからこそであって、俺には続けるのは難しいかなと感じた。
本自体はめちゃくちゃ笑える内容で面白いので、ブログ初心者や書き方に悩んでいる人は参考になると思う。
