
減量期の有酸素運動を今年は自転車にしようと思ってクロスバイクを買ったのは、前回の記事で伝えたんだけど、そのクロスバイクを買ってから1ヶ月も経たないうちにロードバイクを買ってしまった。
最初はクロスバイクをドロハン化して、見た目がそれっぽくなれば満足いくと思ってたけど、乗ってるうちにどうやら自転車自体にハマってしまったようだ。
あと、クロスバイクをドロハン化しても、ロードバイクのような見た目にはならないらしく、費用もロードバイクが買えるくらいかかるらしい。
ならもうロードバイク買っちゃえ!ってなったのも前回の記事で伝えた。
そして、予算30万円をベースに5つほど候補にあげた。と同時に俺思った。
「あと10万出せばフレームはカーボンで油圧ディスクの105買えんじゃね?」
結局当初の想定よりだいぶ予算がオーバーしたんだけど、結果、大満足の自転車に乗ることができたからレビューしていく。
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クロスバイクからロードバイクに乗り換える時の選ぶ基準と候補5選
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結論:40万円の価値あり

先に結論から言うと、40万円のロードバイクを購入して正解だった。
金額だけを見れば決して可愛い額ではない。むしろ自転車に40万円を出した自分に引く。
それでも全く後悔していないのには2つの理由がある。
デザイン、仕様、サイズ、全てに妥協しなかった
以前の記事で俺がロードバイクを検討する際に挙げた条件は下記。
- 予算:30万円
- ブレーキ:機械式ディスクブレーキ
- コンポ周り:Tiagra以上
- カラー:ガンメタ、ディープブルー、ホワイト
そして、実際に購入したBianchi OLTRE RACEはこんな感じ。
価格以外は一切妥協せず、自分が乗りたいロードバイクとなっているんだ。
さらにフレームはカーボン、ホイールやタイヤもそこそこ良い物だった。
結果、自分が求める条件以上のものが手に入った。
失うのは金だけ
妥協したのは金額面だけなんだけど、それと引き換えに自分が乗りたくなる、所有欲を満たしてくれる自転車が手に入った。
「迷う理由が値段なら買え。買う理由が値段ならやめとけ。」
の精神で買ったって感じ。
想定していた予算を10万円オーバーしたけど、全く後悔はしていない。
強いて言うなら、一緒に購入を検討していた工具類やボトルケージは来月まで我慢する事にしたくらい。
クロスバイクの悩みを解決

クロスバイクで一番の悩みだったのが手首や前腕の痛み。
T字のフラットハンドルだから握る際に手首が内側に回内し、長時間乗り続けると疲れて痛くなるんだ。
親指を外して乗ったりしても、完全なニュートラルグリップにはできないから根本的な解決には至らない。
ドロップハンドルで解決

一方ロードバイクはドロップハンドルだから、いろんな握り方ができる。
STIレバー部に手をかけると、ニュートラルグリップ(前ならえの状態)になるから、手首が疲れない。
クロスバイクで1時間乗った時は、手首がかなり疲れて痛くなった。それがロードバイクだと、1時間半乗っても全く痛くないし、疲れない。
たかがグリップひとつで、こうも変わるものか。
やはりロングライドはロードバイクに限ると感じた。
コンポはShimano 105 12速



Bianchi OLTRE RACEのコンポーネントは全てShimano 105となっている。
前2速、後ろ12速の24段変速だ。
ここに関しては正直、今の俺の実力では持て余している。
変速がスムーズで「ガッシャン!」といった感じは全くしない。
本格的な変速機は漕いでいても楽。
自転車屋のスタッフ曰く、105ならレースも出られるくらいの性能はあるとのこと。
何度も言うが、街乗りや中距離がメインの俺にとっては贅沢すぎる仕様だ。
Shimano コンポーネントおさらい
| グレード | 読み方 | 変速段数 (前 × 後) |
|---|---|---|
| DURA-ACE | デュラエース | 2 × 12 |
| ULTEGRA | アルテグラ | 2 × 12 |
| 105 | イチマルゴ | 2 × 11(2 × 12) |
| Tiagra | ティアグラ | 2 × 10(3 × 10) |
| SORA | ソラ | 2 × 9(3 × 9) |
| Claris | クラリス | 2 × 8(3 × 8) |
フレームはカーボン

Bianchi OLTRE RACEのフレームは全てカーボンで作られている。
初めてのロードバイクでいきなりカーボンフレームに乗ったもんだから、走っていてもそれが普通になってしまっていて「カーボン軽い!」の感覚がわからない。(比較対象がない)
ここも正直、アルミから始めた方が、後々カーボンに乗り換えた時の感動を味わえたのかなと思う。
ブレーキは油圧式ディスクブレーキ

近年のロードバイクやクロスバイクは、ホイールを挟んで止めるリムブレーキから、車のように車輪に搭載されたディスクを挟んで止めるディスクブレーキにシフトしつつある。
そしてディスクブレーキにはワイヤーで制動する「機械式」と、油圧で制動する「油圧式」の2種類があるんだ。
俺が購入したロードバイクは油圧式のディスクブレーキ。
以前に購入したクロスバイクが機械式なんだけど、明らかに油圧式の方が少ない力で止まってくれるのを感じる。
長距離であればあるほど、少ない力で止まってくれる方が負担を軽減できる。
ただし、メンテナンス時に少し気を使わないといけないデメリットも。
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| 機械式ディスクブレーキ | メンテナンスが容易 | 長時間ライドは疲れる |
| 油圧式ディスクブレーキ | 少ない力で止まる | メンテナンスに気を使う |
ホイールとタイヤ
Bianchi OLTRE RACEは、ホイールやタイヤも良いものを履いている。(らしい。)
ホイールは「フルクラム レーシング818」、タイヤはZaffiro Pro V700 × 28C。
ショップの店員曰く、ホイールだけで5万円以上するとのこと。
ホイール:フルクラムレーシング818

タイヤ:Zaffiro Pro V700 × 28C

その他の仕様
Bianchi OLTRE RACEの仕様
| BIKE TECH SPEC | |
| FRAME | Oltre Race aero carbon, compatible with mechanical/electronic transmissions, compatible with internal cable routing, BB-PressFit 86,5x41, integrated seat clamp, disc brake flat mount, thru axle 12x142 sizes 44-47-50-53-55-57cm |
| FORK | Full Carbon Aero Road 1.4">1.5" integrated head , Disc brake flat mount, thru axle 12x100 |
| COLOR | A6 - CK16 / IRID MATT AB - GRAPHITE CANGIANTE / GRAPHITE MATT |
| SIZE | 44/ 47 / 50 / 53 / 55 / 57 |
| FRAME | Oltre Race aero carbon, compatible with mechanical/electronic transmissions, compatible with internal cable routing, BB-PressFit 86,5x41, integrated seat clamp, disc brake flat mount, thru axle 12x142 sizes 44-47-50-53-55-57cm |
| FORK | Full Carbon Aero Road, integrated head , disc brake flat mount, thru axle 12x100 |
| HEADSET | ACROS & FSA, for internal cable routing |
| SHIFTERS | Shimano 105 hydraulic disc brake for road for 160mm rotor |
| REAR DERAILLEUR | Shimano 105 |
| FRONT DERAILLEUR | Shimano 105 |
| CRANKSET | Shimano, 105, hollowtech 2, 50x34T Crank Length: 165mm-44cm, 170-47/53cm, 172.5mm-55/57cm, |
| BB | Shimano, SM-BB72-41B, press fit for road |
| CHAIN | Shimano CN-M7100 |
| BRAKES | Shimano, Hydraulic disc brake, included in the shifter |
| ROTOR | Rotor for disk brake, SM-RT70, S 160mm W/Lock Ring |
| WHEELS | Fulcrum Racing 818 disc brake, Aluminium C19 2WF-R Tubeless ready 622x19c, profile height 34mm, HG11 |
| TIRE | Zaffiro Pro V700 X 28C, 26TPI, G2.0 |
| STEM | Velomann, Alloy 6061, raise - 7° Ext: 80mm-44cm, 90mm-47/50cm, 100mm-53cm, 110mm-55/57cm |
| HANDLEBAR | Velomann Aero Compact, alloy 6061 diam. 31,8mm, reach 74mm, drop 116mm Size: 400mm-44/53cm, 420mm-55/57cm |
| GRIPS | Bianchi cork, black |
| SEATPOST | Velomann Full Carbon Aeroshape, special Clamp type with alloy head adjustable and reversible +/- 35mm; length: 250mm-44, 300mm-47/50cm, 350mm-53/57cm |
| SADDLE | Velomann Seta, 278 x 144mm |
参考:ワイズロード
初心者にはオーバースペックかも

こんな感じで約40万円するこのロードバイク。
初心者の俺にとって、この自転車は明らかにオーバースペック。
自分が選んだ条件に妥協してないから後悔はしてないんだけど、やっぱりエントリークラスからで十分だと思う。
最初はコンポーネントも105より下で十分だし、フレームもアルミで良い。
むしろ、最初にカーボンを選んでしまうと、転けるに転けられない。
結果、上手に乗れるようになるまで時間がかかる気がする。
幼少期に自転車に乗る練習をした時も、転けまくったおかげですぐに乗れるようになった。
転けるのを恐れていたら、成長に時間がかかる。
そういう意味でも、アルミでよかった気はする。
乗車姿勢が疲れる

上にも書いたように、ロードバイクに乗るようになってから、手首の負担は全くなくなった。
でも、今度は首が疲れるようになった。
どうやらロードバイクは前傾姿勢が基本らしく、常に顎を上げた状態になるのが基本姿勢らしい。
上級者ともなれば、ハンドルとサドルに高低差をつけ、より空気抵抗をなくす工夫をするとか。
初心者の俺は、まずこの乗車姿勢に慣れないといけないし、首の疲れにも慣れないといけない。
できるだけ力を抜くために、脇を締めて肘を曲げ、肩甲骨は下げて顎を引き気味で乗ってるが、まだ慣れない。
ロードバイクに乗ることで、いかにママチャリの乗車姿勢が楽かを知れた。
ロードバイクは自転車の楽しさを知れる

とはいえやっぱりロードバイクは楽しい。
クロスバイクを買った時にも「自転車が楽しい」と書いたが、それ以上に楽しいんだ。
ペダルが軽いからスイスイ進むし、今まで自転車で出したことの無いようなスピードが出せる。
そりゃみんなロードバイク乗るわって話。
今やりたいことは何を差し置いてもやるべき

最後に、今回なぜ5万円以上するクロスバイクを買ったにもかかわらず、1ヶ月もしない内に40万円もするロードバイクを買ったのかというところなんだけど、最近読んだ本に少し影響を受けたからなんだ。
その本の最後にこう書いてあった。
「今やりたいことは、何を差し置いてもやるべきだ」
そして、俺が今やりたいことはロードバイクで長距離ライドをすること。
なら、あれこれ考えずとっとと始めようと思ったわけ。
少しオーバースペック気味のこのロードバイクを仕事おわりに乗るのが最近の楽しみ。
ちなみに買ったお店はここ
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