
今回は日本一の湖、琵琶湖を周遊する琵琶湖汽船の「ミシガンクルーズ」を体験してきたからレポートする。
ちなみに今回、俺が乗船したのはミシガンではなく「ビアンカ号」。聞くところによると、ミシガンは年一回、1ヶ月ほどのメンテナンス期間があるらしく、ちょうどその時期に行ったため、姉妹船の「ビアンカ号」となった。
ショーのMCが「ビアンカ号に乗れるのは12ヶ月のうち1ヶ月間だけ!めちゃくちゃレアですよ!」とアピールしていたが、俺はミシガンが良かった。

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琵琶湖汽船「ミシガン」で琵琶湖を周遊

乗船する船に違いはあれど、就航ルートやイベント自体は同じなので、便宜上「ミシガン」で話していく。ちなみに俺が乗ったのは間違いなく「ビアンカ」である。
ミシガンは琵琶湖の南側、大津港を出発し、柳が崎湖畔公園港、におの浜観光港と順番に周り、大津港に戻ってくるというルートだ。なので、大津港の券売所で乗船チケットを購入、乗船10分前にゲートに集まる。
船内でイベントやショーをしてくれるイベンターやシンガーがゲート前のステージに立ち、乗船前から盛り上げてくれる。
楽しみ方や諸注意が一通り終わると、いよいよ乗船。
館内の様子

4階建て構造のミシガンは、1階から4階のデッキスペースを自由に移動できる。また、1階から3階まではエレベーターも設置されているので、車椅子や足腰が不自由な人でも移動しやすい。(3階から4階の移動は階段となる。)
実際俺が乗船した便も車椅子の人だったり、生後5ヶ月の赤子を抱いたお母さんがいたりと様々だったが、スムーズに移動できていた印象だ。
1階フロア
1階には、ニューオリンズのクレオールレストランをイメージした内装と19世紀のアメリカをテーマにした落ち着いた雰囲気広々としたレストラン「ミシガンダイニング」がある。ここでは琵琶湖を眺めながらのランチやディナーが楽しめる。(要予約)
また、船首側のデッキには「ラバーズ・ミシガン」と題した、写真撮影スポットもあるので、天気の良い日は琵琶湖をバックに撮影するのもおすすめだ。
2階フロア
2階に上がると、ニューヨークのジャズホールをイメージしたレストラン「ミシガンホール」がある。さらにその後ろには、シングルソファでくつろぐことができる「ミシガンカフェ」が屋内外に設置されている。
ミシガンカフェのさらに後方、船尾側では赤いパドルウォークを真上から見学することもできる、
3階フロア
3階には、貸切ることのできるロイヤルルームがあり、こちらは26人までのパーティに最適な貴賓室となっている。
中央にはステージ/クルーズデッキ。全席自由な場所で、シンガーやパーサーの観光案内やショーが楽しめる。このクルーズで人気のイベントで、俺もシンガーさんとのレスポンスを楽しんだ。
ステージに面した後方にはバーが併設されており、ドリンクや軽食を楽しむことができる。もちろん持ち込みもOK。
4階フロア
最上階からは、操作船室やトリックアートが見学できる。
屋上から見渡す琵琶湖は青々としてて、爽快だった。周遊途中にみられる比叡山も天気が良い日はくっきりと見えて、圧巻である。
イベント

ミシガンクルーズでは運航中、パーサーさんによる琵琶湖の歴史や、船内から見える景色の豆知識といった観光案内に加え、客いじりもあったりと、船内にいる全員が笑顔になれる。
中でもクルーズ後半に開催される歌やダンスと行ったパフォーマンスは自然と手拍子が出るくらい、老若男女みんなが楽しめるものとなっている。実際俺も周遊の後半はショーに夢中になっていたおかげで、船内から見える景色はほとんど覚えていない。
周遊コースと料金

3つのコース
ミシガンの周遊コースは主に3つある。今回俺は、ミシガン90(90分コース)で楽しんだが、他にミシガン60(60分コース)とミシガンナイト(ナイトクルージング)がある。
それぞれ港からの発着時間が異なるので、下記を参考にしてほしい。
ミシガン60
周遊60分のコース。基本は毎日運航。
大津港発 | 柳が崎湖畔公園港発 | におの浜観光港発 | 大津港着 |
---|---|---|---|
9:40 | ー | (10:20) | 10:40 |
ミシガン90
周遊90分のコース。こちらも基本は毎日運航。
大津港発 | 柳が崎湖畔公園港発 | におの浜観光港発 | 大津港着 |
---|---|---|---|
11:00 | ー | (12:10) | 12:30 |
13:00 | (13:20) | ー | 14:30 |
ミシガンナイト
こちらは夜のクルージングコース。基本は土日祝運航。
大津港発 | 柳が崎湖畔公園港発 | におの浜観光港発 | 大津港着 |
---|---|---|---|
18:30 | ー | ー | 20:00 |
・「柳が崎湖畔公園港」及び「におの浜観光港」の予約がない場合は寄港なし。
・びわ湖大花火大会開催日のナイト便は特別ダイヤおよび特別料金にて運航。
チケット料金

チケットの購入は事前予約、決済のほか、当日券もある。
俺は当日、琵琶湖汽船のチケット売り場で購入した。チケット売り場は出発の約1時間前くらいにオープンし購入することができる。
支払いは現金払い。
チケット料金一覧
ミシガン60
大人 2,600円(中学生以上) 小学生 1,300円
ミシガン90
大人 3,200円(中学生以上) 小学生 1,600円
ミシガンナイト
大人 3,400円(中学生以上) 小学生 1,700円
住所・アクセス
今回俺は、JR大津駅から歩いて大津港に行ったんだけど、かかった時間は20分くらい。気温が15度くらいだったので歩くにはちょうど良かった。おそらく夏になると、駅から港に行くまでで汗だくになると思うので、夏は大津駅からタクシーもしくはびわ湖浜大津駅からの移動をおすすめする。
乗船10分前にはゲートに集合なので、遅くても駅に30分には着いておいて方が良いだろう。
琵琶湖汽船(大津港)住所
住所:〒520-0047
滋賀県大津市浜大津5丁目1-1
電話番号:077-524-5000
設備:チケット売り場、レストラン、お土産屋、トイレ
時期に注意

上にも書いた通り、俺が乗船したのはミシガンではなく「ビアンカ」。なぜミシガンに乗れなかったのかというと、年に一度のメンテナンス期間だったからだ。
傷んだフロアやテーブル、さらには外装と1年間の就航で傷ついた船体を修復するというわけ。
そのメンテナンス期間である1ヶ月間だけ、今回乗船したビアンカ号が代わりに琵琶湖を周遊する。
1ヶ月だけビアンカ号

ビアンカ号は普段は、琵琶湖ウェディングなど特定の団体に向けた貸切専用。なので、一般の人も乗船できるのは、このミシガンがメンテナンスをしている1ヶ月間だけ。
俺はその辺を調べずに行ったらちょうどビアンカの今期最終日だった。運が良いのか悪いのかよく分からなかったが、琵琶湖クルージング自体を楽しめたのは間違いない。
まとめ

遊覧船のクルージングというものにあまり興味がなかったが、体験してみると大人でも十分楽しめた。
子供から大人、さらには高齢者と幅広い年齢層が乗船していたが、全員が楽しめるのはパーサーさんやシンガーさんが幅広い年齢層に受ける話をしてくれるおかげだと感じた。
マニアックな話でも、ほとんどの人が知っている内容であったり、知っている曲であったり。やはりプロのエンターテインメントはさすがだなと実感した。
周遊も最大で90分と、物足りないこともなく、かといって飽きることもない、ちょうど良い時間配分。日帰りで楽しめるのも人気を維持し続けている理由の一つなのだろう。
また機会があれば今度はミシガンに乗船したいと思う。
引用元:琵琶湖汽船ホームページ→ 楽天トラベル