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クロスバイクからロードバイクに乗り換える時の選ぶ基準と候補5選

クロスバイクとロードバイク

以前の記事でクロスバイクを購入した報告をしたんだけど、思ってた以上に自転車が楽しいんだ。

当たり前だけどママチャリとは違ってペダルは軽いしスピードは出るしでグングン進む。

特に信号の無い河川敷を走るのが楽しい。

「あれ?俺ロードバイク乗りたくなってね?」

と感じるようになった。わずか1ヶ月足らずで。

そこからずーっとロードバイクを探してるんだけど、ようやく絞り込めてきたから、俺のロードバイク選定基準を今日は書いていく。

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そもそもなぜロードバイクなのか

3台のロードバイクでポタリング

これも以前の記事で書いたんだけど、走る距離が片道15km未満ならクロスバイク、15km以上ならロードバイクと俺は判断基準を設けた。

当時の俺はそうそう片道15kmも走らないだろうと思いクロスバイクを購入したんだけど、スポーツバイクで15kmなんて一瞬。

アベレージ20〜30kmは走るようになっていったんだ。

クロスバイクでもMAX30km/h近くは出せるし、不満はそこまで無いんだけど、「もう少しこうしたい」という欲が出てきたのが本音ってところ。

フラットハンドルが疲れる

ダイワサイクル「インテッツァ」の車体

クロスバイクはハンドルがT字、いわゆるフラットハンドルってやつ。

これが長時間乗ってると想像以上に疲れるんだ。

筋トレでいうオーバーグリップになるんだけど、どうしても手首が回内するから前腕が捻れて負担が大きくなる。

理想は前ならえの状態で握るニュートラルグリップなんだけど、それをするにはエンドバーをつけるか、ドロップハンドルにする必要があるんだ。

クロスバイクのドロハン化はおすすめしない

上から見たドロップハンドル

じゃあクロスバイクのハンドルをドロップハンドルにすればいいじゃん!と思い、いくつか自転車屋を回ったんだけど、どこのショップでも同じことを言われた。

「クロスバイクのドロハン化は割に合わない。それならロードバイクを買え。」

まずハンドルやシフトなどの機材集めにめちゃくちゃ金がかかる。さらに工賃が別途。

これだけで10万弱はするらしい。

しかも、クロスバイクをドロハンにしたところで、ロードバイクのようなカッコ良い見た目にはならないらしい。

それらを踏まえると、わざわざロードバイクのエントリーモデルが買える金額を出してまで、ドロハンにするメリットがない。

そういう事らしい。

より早く走りたい

自転車レース

クロスバイクのスピードに不満がある訳じゃないけど、やっぱり早く走りたくなる。

YouTubeでロードバイクの動画を見ていると、結構なスピードで走ってるし、それが海岸線ともなるとめちゃくちゃ気持ちよさそうなんだ。

アワイチ(淡路島一周)やビワイチ(琵琶湖一周)なんかは、関西在住の俺にとってはそこまで遠くないからやってみたい。

そして長距離を走るならやっぱりロードバイクが欲しい。

じゃあもうロード買っちゃえ

という事でロードバイクを購入する決心がついた。

30代はモノよりも経験を優先したいし、ロードバイクに乗ることで新しい発見や経験値が詰めるかもしれない。

失うのはたかだか数十万。ハマらなかったら売れば良いだけ。

そう思うと、購入するハードルがグッと下がった。

「じゃあもうロード買っちゃえ」


選ぶ基準に優先順位をつける

星を指差す

ここからは俺が調べた情報を元に独断と偏見で書いていく。

まずクロスバイクと一緒でロードバイクもピンからキリまである。

安いモデルは10万円台から、高いモデルは200万円を超えるものまで。

ロードバイク初心者の俺が200万円のバイクに乗っても間違いなく性能を引き出せないし、乗ってるというより乗らされてる感が勝ってしまうだろう。

なので俺は後述する4つの基準を設けた。

ロードバイクを選ぶ基準

  • 予算を決める
  • ブレーキの種類で決める
  • コンポーネント周りで決める
  • デザインやカラーで決める

予算で決める

お金と人

上にも書いた通りロードバイクはクロスバイク以上にラインナップが幅広いんだ。

そこで俺は予算から決めることにした。

価格が高いほどフレームやコンポ周りの選択肢は増える。

逆にエントリーモデルはギヤ数も少なめでカラバリも少ないといった印象。

その辺の兼ね合いを見ながら俺が立てた予算は30万円。

30万円だとかなり選択肢も増えるし、ギヤ数も比較的多いコンポーネントを選べるのが理由だ。

今回の予算:30万円


ブレーキの種類で決める

自転車のブレーキ

クロスバイクの記事でも書いた通り、ブレーキにはいくつか種類がある。

  • リムブレーキ
  • 機械式ディスクブレーキ
  • 油圧式ディスクブレーキ

ただ、どうやら自転車業界は今後、ディスクブレーキに力を入れるらしく、リムブレーキは廃れていくのが濃厚らしい。

そうすると、ゆくゆくは交換パーツの手配に苦労するかもしれない。

そう考えるとディスクブレーキなんだけど、問題は機械式(いわゆるワイヤー式)か油圧式か。

機械式より油圧式の方が少ない力でブレーキをかける事ができるため、ロングライドには適している。

ただし、その分価格は上がるといった感じ。

なので、ここは一旦機械式ディスクブレーキであればOKということにしておく。

ブレーキの種類:機械式ディスクブレーキ


コンポーネント周りで決める

自転車のコンポーネント周り

ここが一番大事。

このコンポ周りのグレードで価格が大きく変わってくる。

ほとんどのメーカーがシマノ製なので、シマノ製コンポのグレード別変速段数をまとめた。

グレード読み方変速段数
(前 × 後)
DURA-ACEデュラエース2 × 12
ULTEGRAアルテグラ2 × 12
105イチマルゴ2 × 11
Tiagraティアグラ2 × 10(3 × 10)
SORAソラ2 × 9(3 × 9)
Clarisクラリス2 × 8(3 × 8)

正直この辺の違いが俺にはいまいちわかっていない。

ショップ店員に聞くと、変速段数が多い上位グレードは、ギアの上げ下げがスムーズで、切り替わる瞬間の「ガッシャン」と一瞬重くなったり、スコンっと軽くなる感覚が少なくなるらしい。

つまりペダルを漕いでる感覚が一定のまま速度を変えられるって感じだ。

そして、予算30万円だとTiagraや105が選択肢となってくる。

なのでここではTiagra以上としておく。

コンポーネント周り:Tiagra以上


デザインや色で決める

ロードバイクのドロップハンドル

最後はやっぱり見た目。

いくら性能が良くても見た目やカラーが好みのものでなければ愛着が湧きづらい。

そして自分が本当に欲しかったデザインを他人が乗っていると嫉妬してしまう。

ここも妥協せず探さないといけないんだ。

そして今回俺が希望するカラーは「ガンメタ」「ディープブルー」「ホワイト」の3色。

デザインに関しては予算30万円ではなかなかかっこいいものがなかった。ここは妥協するしかない。

希望のカラー:ガンメタ、ディープブルー、ホワイト


俺が求める条件

上記の俺が求める条件をまとめるとこんな感じ。

ロードバイクを選ぶ条件まとめ

  • 予算:30万円
  • ブレーキ:機械式ディスクブレーキ
  • コンポ周り:Tiagra以上
  • カラー:ガンメタ、ディープブルー、ホワイト

候補のロードバイク4選

① TREK Domane AL2 GEN4

TREKのロードバイクDomane
参考:TREK

TREKのエントリーモデル「Domane(ドマーネ)」。

俺みたいなロードバイク初心者向けに作られたDomaneは、スピードはそこそこなんだけど、乗り心地は抜群に良いんだ。(そこそこといっても30km/h以上出せる)

ロードバイクに慣れない最初は体重の分散が難しく疲れやすい。その点Domaneはスピードはそこそこに快適性を重視した設計なんだ。

また上級モデルほどスピード重視だからタイヤも細く、安定走行するのに技術が必要。

コンポーネント周りはShimano Claris(8速)で重量は10.55kg。

価格が165,000円なので、予算30万円だとだいぶ余裕ができる。

その浮いたお金で周辺機材を買うのもあり。

ということでまずは、エントリーモデルであるTREKのDomaneを候補その1とする。

TREK Domain AL2 Gen4 特徴

  • フレーム素材:アルミ
  • 重量:10.55kg
  • コンポーネント:Shimano Claris(8速)
  • カラー:ガンメタ、ホワイト、レッド
  • 価格:165,000円

② TREK Domane AL4 GEN4

TREKのロードバイクDomane
参考:TREK

同じくTREKのDomaneシリーズから。

こちらはAL2のワンランク上にあたるAL4。

コンポーネント周りがShimano Claris(8速)の2つ上、Shimano Tiagra(10速)になる。

重量も10.35kgと、AL2より200g軽量化されている。

TREK Domain AL4 Gen4 特徴

  • フレーム素材:アルミ
  • 重量:10.35kg
  • コンポーネント:Shimano Tiagra(10速)
  • カラー:ブルー、ホワイト、レッド
  • 価格:255,000円

③ GIANT GJ-35 LTD

候補3つ目はGIANTのロードバイク。GJ-35 LTD。

このバイク、実はジャイアントジャパン35周年記念で発売されている350台限定車なんだ。

実はこれを以前に試乗したんだけど、俺の身長だと若干サイズが大きいんだ。

なので小さいサイズがあるかスタッフに確認したところ、試乗したものが国内最後の1台だった。

そんなこと言われたらめちゃくちゃ欲しくなる。でもサイズが若干でかい。

これまでも限定Tシャツをオーバーサイズで買って、結局着なくなった例もあるし。でも国内最後の1台だし。乗れないことはないし。

で今日も悩んでる。

そんな1台なんだ。

GIANTのロードバイクGJ-35LTD
参考:GIANT

GIANT GJ-35 LTD 特徴

  • フレーム素材:アルミ
  • 重量:9.1kg
  • コンポーネント:Shimano 105 × Tiagra(ミックス)
  • カラー:ホワイト
  • 価格:220,000円
  • 限定350台

④ PINARELLO RAZHA DISC

PINARELLOのロードバイクRAZHA DISC
参考:y'sロード

高級ロードバイク「PINARELLO」も予算30万円なら視野に入れられるんだ。

PINARELLOってロードバイク界隈では高級路線なんだけど、そのエントリーモデルが「RAZHA」。

フレーム素材がカーボンで重量が約8.5kg。軽すぎ。

コンポーネント周りもShimano 105で、初心者には勿体無いくらいのスペック。

PINARELLO RAZHA DISC 特徴

  • フレーム素材:カーボン
  • 重量:8.48kg
  • コンポーネント:Shimano 105(11速)
  • カラー:ホワイト、グレー
  • 価格:298,000円

⑤ BIANCHI SPRINT DISC

最後は予算を少しオーバーするんだけど、BIANCHI(ビアンキ)のSPRINT。

フレーム素材がカーボンで、コンポーネント周りは12速の105。

ロードバイク初心者の俺にはもったいな過ぎるくらいのスペック。

ただ、この車種のホワイトがめちゃくちゃかっこいいんだ。

ほぼ見た目で候補に入れてる感じ。

BIANCHI SPRINT DISC 特徴

  • フレーム素材:カーボン
  • 重量:9.15kg
  • コンポーネント:Shimano 105(12速)
  • カラー:チェレステ、ホワイト
  • 価格:360,800円

見つけた時が買い時

ロードバイクはエントリーモデルでも10万以上はする。

買う前には実物を見てから判断したい。

という事で、スポーツバイクを豊富に扱ってるワイズロードに行き、色々見て回った。

中でも上にあげたGIANT GJ-35 LTDの最後の一台が置いてあって、しかもサイズも少し大きい程度。

スタッフさんに相談すると、「フォームに多少無理がある感じがする」「自転車に詳しい人が見るとサイズがジャストでないのがわかる」「この車体が350台の最後の一台、サイズが合わないのを承知で乗るのもあり」

とおすすめも否定もされなかったから余計に迷う。

ほとんどが在庫限り

これもスタッフさんから教えてもらったんだけど、自転車メーカーのほとんどが海外製で、新車が毎年9月頃にリリースされるらしい。

なので、6月〜8月頃になると、各社各モデルが在庫限りになってくるらしい。

だから自分の欲しいデザインを店頭で見かけたら、その場での購入をおすすめされた。

(俺は1ヶ月後に残っていれば買うと決めた。)


候補の5台まとめ

今回、俺が最終的に絞った5台の比較表が下記。

価格が魅力的なTREK Domane AL2 Gen4や限定車のGIANT GJ-35 LTD、ロマンあるPINARELLOやデザインに惹かれるBIANCHIなど、それぞれに俺好みな部分があって迷う。

メーカー車種コンポーネントフレーム素材重量カラー価格
TREKDomane AL2 Gen4Clarisアルミ10.55kgブルー、ホワイト、レッド¥165,000
TREKDomane AL4 Gen4Tiagraアルミ10.35kgガンメタ、ホワイト、レッド¥225,000
GIANTGJ-35 LTD105 × Tiagraアルミ9.1kgホワイト¥220,000
PINARELLORAZHA DISC105カーボン8.48kgホワイト、
グレー
¥298,000
BIANCHISPRINT105カーボン9.15kgチェレステ、
ホワイト
¥360,800
重量は車体のサイズによって変動あり

あわせて買いたいアイテム

ロードバイク普通の自転車と違って、販売は車体のみなんだ。

そしてこの車体にはペダルが含まれていない。

だから初めて購入する際は、別でペダルを購入しないといけない。

ペダル

ペダルにも種類があって、選択肢がめちゃくちゃ多いんだ。

ママチャリについてるフラットペダルはもちろん、レース時に履くビンディングシューズを固定するタイプのビンディングペダル。

他にもいろんな形状があるから、選ぶのも一苦労。

初めてロードバイクを乗る場合は、まずは最もポピュラーなフラットペダルからで良いだろう。

一般的なロードバイク用フラットペダル

フラットペダル / ビンディングペダル両用

ヘルメット

自転車のヘルメット着用は一応努力義務で、未着用でも罰則はないんだけど、ロードバイクのようにスピードが出せてかつタイヤが細い不安定な乗り物は絶対に被った方が良い。

安いものだと2,000円台から買えるし、それで怪我を防げるなら安いもんだ。

サイクルコンピューター

絶対欲しくなるやつ第一位、サイクルコンピューター(サイコン)。

これを取り付けると、ルート案内や速度、心拍数なんかも測れる。

スマホでも良いんだけど、真夏は熱暴走を気にしないといけないし、振動による落下も心配。

何よりスマホケースが限られてしまう。

ロードバイクの楽しさをより感じるためにもサイコンは取り付けたい。

空気入れ

ロードバイクはタイヤが細いから空気が抜けるのも早い。

乗る前には必ず空気圧のチェックそした方が良い。

俺はクロスバイクを買った時に電動空気入れを簡単だけど、めちゃくちゃ楽に入れられるからおすすめ。

自転車ロードサービス

万が一に備えて、自転車ロードサービス。

特にパンク修理やトラブルにまだ慣れてない初心者のうちは検討した方が良いだろう。


まとめ

自転車屋に並べられたクロスバイクやロードバイク

クロスバイクを買った時は、まさかこんなに自転車にハマるとは思っていなかった。

大人のプラモデルというだけあって、本体以外のパーツもそれなりの値段をするんだけど、経験や体験はプライスレス。

年齢を重ねるとだんだん趣味も限られてくる中で、こうして新しい分野に興味を持てたのは嬉しい。

おそらく近日中にロードバイクを購入するから、その際はまたレビューする。


この記事どうでしょう

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クレヨン

水曜どうでしょうと阪神タイガースをこよなく愛する関西出身ブロガー。
20代はスポーツに打ち込みプロアスリートの道へ。
引退後はパーソナルトレーナーに転身、指導者の道を進む。
その傍ら、自身も舞台をフィジーク競技に移行。(入賞経験あり。)
2024年に宅建試験合格。2025年からは不動産業も開始予定。

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