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GARMIN Forerunner 965の使用感をレビュー|ガーミンは運動特化型スマートウォッチ

普段はApple Watch Ultraを使ってるんだけど、ロードバイクでロングライドをしてると流石にバッテリーが持たないんだ。

一応Apple Watch Ultraシリーズはバッテリーが36時間持つと言われてるんだけど、フィットネスアプリで何時間も計測しっぱなしだと、流石に1日持たない。

通常使いであれば全然気にならないんだけど、運動中のバイタル計測が途中で切れるのは使いずらい。

そんな理由から、GARMINのForerunnerシリーズ「965」を買ったんだ。

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総合的なおすすめはForerunner 265に変わりはない

GARMIN Forerunnerシリーズを比較した前回の記事で、総合的なおすすめは「Forerunner 265」と伝えたんだけど、ロードバイクで長距離ライドをする俺は、万が一サイコンが壊れた場合を考えて、バッテリー持ちの良さ+マップ機能も搭載されたForerunner 965を購入した。

前回の記事にも書いたように、265と965の大きな違いはマップ機能が搭載されてるかどうかだけ。

他にはバッテリー持ちが少し965の方が良いってのはあるけどほとんど大差ないし、相変わらずの総合的なおすすめは265である。

とはいえハイエンド機種の965をロードバイク用として買ったからレビューしていく。

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結論:ガーミンウォッチはあくまで運動特化型スマートウォッチ

GARMIN Forerunner965

Apple Watchを使ってた身からすると、GARMINのスマートウォッチは「運動特化型」って感じだ。

今回購入したForerunnerも名前の通りランナー向けのウォッチ。

とはいえランナー以外のスポーツも多岐に渡って計測可能で、その種類の豊富さは群を抜いてる。

もちろんロードバイク用の計測画面も搭載されている。


計測できるスポーツの種類が豊富

マラソン大会

運動特化型スマートウォッチなだけあって、計測できるスポーツの種類はめちゃくちゃ豊富。

ランニングや自転車、水泳といったメジャーな種目はもちろん、ゴルフやテニスといった球技、さらにはトライアスロンといった複雑なものまで対応している。

対応スポーツ一覧

ラン系
Run(屋外)、Track Run、Treadmill、Trail Run、Indoor Track、Virtual Run、Ultra Run、Walk

バイク系
Bike(屋外)、Road Bike、MTB、Gravel Bike、Cyclocross、eBike、eMTB、Bike Indoor、Bike Commute、Bike Tour

水泳系
Pool Swim、Open Water、Swimrun

マルチ/トライ活動系
Triathlon、Multisport

登山/クライミング系
Hike、Climb(屋外)、Climb Indoor、Bouldering、Floor Climb

スノー/ウィンタースポーツ系
Ski、Snowboard、Backcountry Ski、Backcountry Snowboard、XC Classic Ski、XC Skate Ski、Snowshoe

ウォータースポーツ系
SUP(スタンドアップパドル)、Kayak、Row、Row Indoor

ラケットスポーツ系
Tennis、Pickleball、Padel

ゴルフ・ディスクスポーツ
Golf、Disc Golf

フィットネス/ワークアウト系
Yoga、Pilates、Breathwork、Strength、Cardio、HIIT、Elliptical、Stair Stepper、Health Snapshot

ナビ・地図・その他
Navigate、Map、Track Me、Project Waypoint、Clocks、Other(その他)、Connect IQ App Store

種目はあとから増やすことも可能

これだけのスポーツに対応しているだけでもすごいのに、さらに拡張まで出来るんだ。

GARMINがリリースしているアプリ、Connect IQを使えば上記にない種目の追加が可能。

地球上に存在する全競技に対応しているといっても過言ではないだろう。


GARMIN Forerunner 965の仕様

GARMIN Forerunner 965の仕様は下記。

GARMIN Forerunner 965の仕様

  • ケース幅:47.2 mm
  • 厚さ:13.2 mm
  • 重量:53g
  • 表示サイズ:1.4インチ
  • 画面解像度:454 × 454 ピクセル
  • ベゼル素材:チタン
  • 防水性能:5 ATM(50m耐水)
  • 備考:光学センサー、Gorilla Glass 3 保護、タッチ&ボタン操作対応

装着してるのを忘れるほど軽い

川沿いを走る男性

Apple Watch Ultraを着用してきたユーザーからすると、GARMINウォッチの軽さには驚かされる。

また計測センサーもApple Watchのように出っ張っておらず、フラットな形状をしている。

なので装着した際に安定感があり、手首を振った際にウォッチ本体が大きく振られることもない。

軽さと装着感に関してはApple WatchよりもGARMINウォッチの方が優れているといった印象だ。


計測画面を自分好みにカスタマイズできる

GARMIN Forerunner965

ウォッチフェイスを細かくカスタマイズできるのもGARMINウォッチ魅力の一つ。

本体に内蔵されたウォッチフェイスから、好みのものを選択。

表示させるデータも好きな配置で設定できる。

さらにConnect IQを使えば、サードパーティ製のウォッチフェイスもダウンロード可能。

デフォルトにはないデザインがたくさん並んでいるから、より理想の時計を作り上げることが出来るんだ。


睡眠計測の精度はまあまあ

寝起きに体を伸ばす女性

GARMINウォッチはスポーツだけでなく睡眠の計測も可能。

俺は以前に紹介した睡眠計測リング(OURA RING)で睡眠の質を測ってるんだけど、数値が大きくずれてるものと、近いものがあった。

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合計睡眠時間や深い睡眠時間はほぼ同じくらいだったのに対して、浅い睡眠やレム睡眠は約1時間のズレがあった。

計測項目GARMIN Forerunner 965OURA RING
合計睡眠時間6時間48分6時間37分
深い睡眠1時間35分1時間21分
浅い睡眠4時間25分3時間24分
レム睡眠48分1時間52分
覚醒20分44分
睡眠スコア81点76点

この辺に関してはどちらが合ってるとか間違ってるとかではなく、どちらを基準にするかというところである。

体重測定と同じで、毎回違う体重計だとデータにズレが起こりやすいが、同じ体重計だと条件を揃えやすい。

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GARMIN製のサイコンと連携ができる

GARMINのサイクルコンピューターEDGE840

俺にとってGARMINウォッチを使う大きなメリットはここなんだ。

ロードバイクで使うサイコンもガーミンだから、ウォッチとサイコンを連携させる。

そうすることで、心拍数をウォッチで計測し、そのデータをリアルタイムでサイコンに表示させることだできる。

他に心拍数を計る方法として、心拍計をバンドで胸に巻く方法もあるが、どうも胸部を締め付けられるのは嫌だった。

だから手首に巻いたウォッチで計測し、サイコンで表示させられるのはめちゃくちゃ便利。

連携するための接続も簡単だから、GARMIN製のサイコンを使ってるサイクリストにはGARMINウォッチ、特にForerunnerシリーズが特におすすめ。

Edge840で心拍数をリアルタイム表示する方法

GARMIN Forerunner 965のメニュー画面から

設定 → 健康&ウェルネス → 光学式心拍計 と進む。

「心拍転送モード」にすることで、サイコンに表示される。

GARMIN Edge840

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ボディバッテリー機能が面白い

ボディバッテリー機能とはその名の通り、ユーザーの体のエネルギー残量を数値化したもの。

いわば残りHPみたいな感じ。

数値が0から100まであって、睡眠や休憩をすると回復(100に近づく)、運動や睡眠不足でダウンする。

あくまでサブの機能だから過信したらダメなんだけど、なんだかポケモンみたいで面白い。


価格の割にはチープと感じた第一印象

良いことばかり書いてても胡散臭さが出るから、俺が感じたデメリットも。

まず、8万越えのスマートウォッチにしてはチープに感じるのが本音。

というよりApple Watchが高級感溢れすぎな気もする。

おそらく軽さと運動時の操作性を考えてのことだろうけど、見た目の重厚感や細部の作り込みなんかはやっぱりApple Watchの方が上。

バンド交換も小さいマイナスドライバーがないと外すのが難しい。

文字のフォントが安っぽい

ハード面以外にも気になったことがある。

それは文字に使われているフォントだ。

詳しいフォント名までは分からないが、文字がどうも中華製っぽく見えてしまう。

もちろん不自然な表記とか、そういった事はないんだけど、フォントのせいでチープ感が増してしまってるのは残念なところだ。


設定がわかりにくい

俺がGARMINウォッチに慣れていないのもあるが、とにかく設定がわかりにくい。

というか階層が多すぎる。

さらにボタン毎でも入っていく設定画面が違うから、慣れるまではなかなか目的の設定項目に辿りつかない。

この辺もやはりApple Watchの方が初心者にも優しいといった印象。

運動別に管理画面をカスタムできるのは便利

GARMINウォッチでは主に「ロードバイク」「筋トレ」「屋外ウォーキング」「室内バイク」を計測してるんだけど、それぞれ計測画面が独立してるから、一つ一つに表示させたい項目をカスタマイズできるんだ。

例えばロードバイクではウォッチ画面下部に心拍数を表示するけど、筋トレではその位置に経過時間を表示させるなど、項目の入れ替えや並び替えを細かくできる。

さすが運動に特化してるだけあって、その辺の便利さは抜群に良かった。


通知の個別ON / OFFができない

GARMINウォッチの通知はアプリ毎にオンオフの設定ができない。

つまり、全アプリの通知を、「受け取る」か「受け取らない」か。

これを「受け取る」にしてるとめちゃくちゃ鬱陶しい。

Apple Watchであればアプリごとに設定できるが、GARMINウォッチは0か100。

こういった部分に関しても、Apple Watchの方が優れているといった印象。


日常使いはApple Watchに軍配

Apple Watch

GARMIN Forerunner 965は、間違いなく「運動に特化した最高のスマートウォッチ」だと感じた。

スポーツ計測やバッテリー持ち、マルチバンドGPSによるマップ機能の安心感はApple Watchを大きく上回る。

一方、日常使いではやっぱりApple Watchの方が使いやすいと感じた。

LINEや雨雲レーダーといった通知は受け取りたいけど、ゲームやSNSの通知は不要。

これがGARMINだとアプリ毎に通知のオンオフができないから不便に感じる。

他にも文字の見やすさや直感的な操作はApple Watchの方が見やすいし操作しやすい。

普段使いでいえば、やはりApple Watchに軍配が上がる。

現在Apple Watchを使ってて、GARMINウォッチが気になってる人は、進んで乗り換える必要はないというのが俺の結論だ。

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クレヨン

水曜どうでしょうと阪神タイガースをこよなく愛する関西出身ブロガー。
20代はスポーツに打ち込みプロアスリートの道へ。
引退後はパーソナルトレーナーに転身、指導者の道を進む。
その傍ら、自身も舞台をフィジーク競技に移行。(入賞経験あり。)
2024年に宅建試験合格。2025年からは不動産業も開始予定。

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