
阪神ファンの俺は年間10〜20試合ほど甲子園に行くんだけど、iPhoneで選手を撮影するとめちゃくちゃ画質が悪くなるんだ。
これは、たとえiPhoneがProシリーズであってもこうなる。

実はiPhoneってある一定のズームまでは画質が劣化しにくい光学ズームなんだけど、そこから先(4倍、5倍...10倍)はデジタルズームという画質が落ちるものになってるんだ。
野球場の外野スタンドからバッターボックスに立つ選手を鮮明に撮影するには、焦点距離400mmが必要と言われてて、これをiPhoneの望遠カメラで換算すると約16.7倍となる。
ってなると最新のiPhone17Proでも最大8倍(8倍までは綺麗に撮れる)、焦点距離200mmだから、撮影した選手が小さく写るor画質を落としてでもズームするかの二択になる。
「じゃあiPhone15Proをそのまま使い続けて、野球観戦用に中古のカメラ買った方が良くね?」
ってなったのがこの記事を書こうと思ったきっかけ。
数あるカメラの中から、何が一番おすすめかも合わせて紹介していく。
iPhone17 Proについて考察した記事は下記↓
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結論:まずは高倍率ズーム付きデジカメ(コンデジ)がおすすめ

今回比較したのが下記の3種類。
- 一眼レフカメラ
- ミラーレスカメラ
- 高倍率ズーム付きデジタルカメラ(コンデジ)
この中で高倍率ズーム付きデジタルカメラ、通称「コンデジ」が、野球場での撮影で一番おすすめできるという結論に至った。
その理由を3種類のカメラと比較しながら解説していく。
野球場で撮影する時の課題

まず野球場での撮影時における課題をあげていくと、「距離が遠い」「動きが速い」「場所によって光量に差がある」などがある。
これらを解決しないとスタンドから選手を鮮明に撮影するのが難しい。
距離が遠い(特に外野スタンドからの撮影)
これが一番の課題なんだけど、特に選手との距離が遠い(球場が広い)甲子園だとかなり望遠の効くレンズでないと綺麗に撮影できない。
また内野席であっても上段は遠いので、これも望遠での撮影になる。
野球場での撮影には強い望遠レンズが不可欠と言っても過言ではない。
動きが速い

マウンドやバッターボックスで静止した状態の撮影ならピントを合わせるのに苦労しない。
しかし打つ瞬間や守備の球際といった臨場感ある写真を撮影したい場合、動いている選手に素早くピントを合わせないといけない。
つまり撮影するレベルが一気に上がるんだ。
この素早い動きを捉えるためにも、オートフォーカス性能の高いカメラを選ぶ必要がある。
夜間やドームの照明

カメラは基本的に暗い所が苦手で、綺麗に撮影するには少しコツがいる場面もある。
光の加減でカメラの設定を変えないと綺麗に撮影できない場面もあるから、レンズの明るさ(F値)や手ぶれ補正機能についても注意しないといけない。
カメラの種類ごとの特徴
野球場で撮影する際の課題と対策がわかったところで、次にカメラの種類についてざっくりではあるが解説していく。
どれも一長一短で、被写体や場面によって選択肢が変わってくるから参考程度に見てほしい。
一眼レフカメラの特徴

いわゆる「一眼」ってやつ。
内部にミラーがあり、ファインダーを覗くと実際の景色を光学的にそのまま確認できる仕組みとなっている。
だから肉眼に近い感覚で被写体をとらえることができるんだ。
バッテリーの持ちも良く、望遠レンズや特殊なレンズの選択肢もめちゃくちゃ豊富。
ただし本体やレンズが大きくて重いから、持ち運び不便。
また、近年はメーカーが新しい開発の中心をミラーレスへ移しているから、新機種が少なくなってきている。
ミラーレスカメラの特徴

最近流行りのミラーレスカメラは、一眼レフからミラーを取り除き、電子ファインダーや液晶画面を通して被写体を確認する仕組みとなっている。
その分、一眼レフよりも軽量でコンパクトになり、最新のオートフォーカス機能や瞳認識などの便利な技術が積極的に搭載されてるんだ。
また動画性能も優れている。
一方、バッテリーの持ちはやや短く、望遠レンズを使うと軽さのメリットが薄れることもある。
これからの主流になりつつあるカメラ。
高倍率ズーム付きコンデジの特徴

いわゆるコンデジ。
レンズ交換は出来ないんだけど、代わりに本体とレンズが一体化されててめちゃくちゃ軽くて持ち運びしやすい。
操作も簡単だから初心者でも扱いやすい。
高倍率ズームモデルを選べば遠くの被写体も気軽に撮影できるから野球場での撮影にもってこいなんだ。
ただし、センサーサイズが小さいから画質や暗所での性能は一眼レフやミラーレスに及ばない。
また動きの速い被写体の撮影が苦手なモデルもあるのが弱点って感じ。
各カメラのおすすめ機種
一眼レフ、ミラーレス、コンデジ、3種類の特徴とメリット・デメリットが分かったところで、実際に俺がおすすめする機種を各カメラ一台ずつ紹介していく。
性能はもちろん、価格もかなり変わってくるから詳しくはリンクから飛んで確認してほしい。
一眼レフ「SONY α7IV」
一眼レフの中でもSONYのα7IVは群を抜いて性能とバランスが良いんだ。
センサーサイズがフルサイズだから写真が綺麗に撮れるのはもちろん、動画もめちゃくちゃ綺麗に撮れる。

発売当時は今のSwitch2と同じくらい入手困難で価格が高騰していた。
ガジェット系YouTuberにも大人気で、動画撮影用としても需要があるくらい。
ちなみにこのサイトのいろんな記事の写真もこれで撮影している。
デメリットにも触れておく。
まず値段が高い。本体だけで約30万。
レンズや周辺機器も入れると一式揃えるのに40万はかかるだろう。
次に重量。
上の特徴でも書いたように。センサーサイズの大きいカメラはどうしても重量が重くなってしまう。
さらに望遠レンズもプラスすると、三脚が無ければ9回まで持たない。
それくらい重くなるんだ。
あとα7IVに関しては手ぶれ補正が弱いからプレー中の撮影が難しいのもマイナス点。
野球観戦においては不便すぎる一眼レフ
性能的には価格と同等、あるいはそれ以上の性能だと思ってるから不満は無いんだけど、やっぱりネックなのが重さ。
野球場の外野スタンドから撮影となると焦点距離400mmはほしいところ。
焦点距離400mmの望遠レンズってめちゃくちゃでかいんだ。まるでバズーカ。
こんなの毎回持ち運びなんてやってられない。
性能が良い反面、取り回しが不利な一眼レフは、野球場での撮影に関してはおすすめしない。
ミラーレス「FUJIFILM X‑T5」
ミラーレスカメラでおすすめなのはFUJIFILMのX‑T5。
ミラーレスだから本体もコンパクトだし軽い。
センサーサイズがAPS-Cだから画質は一眼レフに劣るんだけど、それでも4220万画素なので十分綺麗に撮れる。
ミラーレスも野球場での撮影には不向き
こちらも一眼レフと同様、個人的にはおすすめしない。
ミラーレスも本体こそ軽いがレンズ交換は必要。
焦点距離の大きいレンズとなるとそれなりのサイズ、重量になってしまう。
高倍率ズームデジカメ「パナソニック Lumix DC-FZ85D」
高倍率ズームデジカメでおすすめなのがパナソニックのLumixシリーズであるDC-FZ85D。
こちらはレンズ一体型にも関わらず重量わずか616g。ほぼ500mlペットボトルと同じ重さなんだ。
望遠は最大1200mmという、もはや意味のわからない焦点距離。
画素数は1810万と上の2機種に比べたら劣ってしまうが、それでもA4サイズくらいの印刷なら十分綺麗なレベル。
もちろんSNSなんかにあげるのであれば十二分に綺麗だから、野球場での撮影にもおすすめできる。
画質の良さと持ち運びのしやすさ
「LUMIX DC-FZ85D」がおすすめ

「画質の良さ」と「持ち運びのしやすさ」
このバランスが取れているのが高倍率ズームデジカメ。
その中でもおすすめできるのが「パナソニック Lumix DC-85D」なんだ。
さらに一眼レフ、ミラーレス一眼と比べて価格もグッと抑えらるから、カメラ初心者の人にもおすすめできる。
野球場での臨場感ある写真を撮影するなら、ぜひこの機種を検討してみてほしい。
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