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34点。宅建試験に落ちた時にやってたNG勉強法【2025年37点合格】

紙やスマホにメモを取る男性

2024年度の宅地建物取引士試験(宅建試験)に合格点ギリギリで合格したんだけど、実は二度目の受験だったんだ。

一度目はその前、2023年だったんだけど、合格点36点に対して33点。正直自信があったからめちゃくちゃ悔しかった。

でも今思い返せば、落ちた時にやっていた勉強法はめちゃくちゃ効率も悪かったし、知識も定着していなかった。

「そら落ちるわな。」

これが、受かった俺が落ちた俺に言える感想だ。ではなぜそう言えるのか、一つずつ追っていく。

これから宅建試験を受ける人は、決して楽な道のりではないと思うが、俺と同じような失敗をせず、今回の試験で受かって欲しい。

俺の屍を超えて行け。

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ちなみに合格した時にの勉強法はこちらに記載。

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パソコンと時計とノートが置かれている机
【宅建試験】合格した勉強方法と間違ってたこと

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やってる風になってた

パソコンがフリーズして頭を抱える男性

合格して振り返ってみると、やっぱり一度目の受験時の勉強法は効率が悪すぎた。

勉強をやってるのではなく、「やってる風」だった。具体的に言うと、本質を理解していなかった。

覚えないといけない部分を「単語」として覚えていたので、少し違った言い回しで出題されると、もう手が出ないといった感じ。

逆に本質を理解していれば、少々違う言い方で出題されても即座に変換し答えを出すことができる。

これが落ちた時と合格した時の大きな差であったと感じる。


出てほしくない分野は本番で出る

FAQの積み木

「宅建業法」「法令」「税」「権利」「5問免除科目」と、とにかく覚えることが多い宅建試験だが、受かった当時も直前まで覚えられなかった部分や、間違えやすい問題はあった。

そして宅建試験では、それが見透かされたかのように出題される。


基本問題で曖昧な部分は得点できない

例えば、8種制限。8つの制限のうち7つは完璧、あと一つのクーリングオフが曖昧だった場合、本番では8種制限が合計1問出題で「クーリングオフ」の問題。といった感じ。なぜか曖昧な部分が問題に出される。

つまり曖昧な部分があると容赦なく落とされる。そして、その曖昧な部分とは、得点しないといけない「基本問題(Aランク問題)」である。


奇問は分からなくて良い

逆に気を衒ったような奇問は誰も解けないし、解けてもまぐれの可能性が高いから、あまり合否を分ける問題にはならない。この奇問を「奇問だ!」と見抜けるかどうかで、心と時間の余裕がだいぶ変わってくる。

俺は一度目の受験の際にこの奇問を「うわー、やってねー。◯かなあ、×かなあ。」と無駄に時間を使ってしまった。逆に二度目の受験時は「あ、これ解けないやつや。」と瞬時に判断でき、残り3肢を解くことで、その奇問が◯か×かを導き出せた。

つまり、奇問以外の3つは基本問題が多く、3つの正誤判定ができれば、問題としては解けるということだ。


間違っていた勉強法5つ

カラフルな手のひら

では実際に俺がやってた非効率な勉強法を紹介していく。当時は必死だったからそれが正解と思ってやっていたが、今思い返すと「落ちるべくして落ちる勉強法」といった感じだ。

ちなみにこれは、あくまで俺に合わなかっただけで、完全否定するものでも無いし、このやり方で合格している人もいるので悪しからず。


①オールリピート勉強法

リサイクルマークのメモ帳

初学者のほとんどがやるであろう「オールリピート勉強法」。音楽アプリのオールリピートのように、1を解いたら2、2を解いたら3、というようにして1冊最後まで解く。次に2冊目を同じように1→2→3と解く。

そして数週間後に最初の1冊目に戻ると全く解けない。

こんな感じで、理解しないまま先に進む。そして、知識が定着しないから忘れてしまう。この方法が個人的には一番効率が悪く、時間を溶かしてしまう。

3歩進んで2歩下がるの精神で、歩幅は狭く着実に進むのが大事というのがこの時は分かっていなかった。

その大事さを教えてくれたのが、棚田行政書士の著書「紙一枚勉強法」である。この本に書いてある通り、1日にこなす量を減らし、1問1問をじっくり解くやり方に変えてから、みるみる知識が定着していった。


②ノートにまとめる

パソコンと時計とノートが置かれている机

これも非効率だった。

勉強=ノートに取るというのが当たり前だったので、ただテキストを読むだけじゃ身につかないと思っていた。さらに、ノートに自分の字で書くという体験とセットで覚えられると思っていたが、最終的には膨大な数のノートになり、問題を解く時間が二回目の受験に比べかなり少なかった。

しかも一回目に書いたノートを、二回目の勉強ではほとんど見返すことがなく、ノートに書くという手段がいつの間にか目的になっていた典型的なパターンであった。


③問題集を買い漁る

教科書を持つ男性

これもやめておいた方が良い。気持ちはめっちゃわかるけど。

俺も分野別に始まり、一問一答、出る順、予想模試と、とにかくあれやこれやと手をつけた。そして一冊も完璧に解けないまま本番となった。

合格者が言うように、やっぱりまずは分野別を完璧に解けるようにならないといけない。「宅建業法」「法令・税・その他」「権利関係」これらを全問正解してからでないと、次の一冊を買い足してはいけない。しかもまぐれの正解ではなく、自信を持っての全問正解。3つ全部100点である。95点ではダメ。

それくらい分野別過去問題集は大切である。俺もこれは試験の2ヶ月前くらいにはオール100点が取れるようになっていた。

そこまでできて初めて問題の本質を理解できた気がする。

なので、最初に買った問題集を完璧に仕上げるまで絶対に買い足してはいけない。ちなみに分野別過去問題集の中身はどれもほとんど同じなので、YouTubeでおすすめだとか、そんなのは気にしなくて良い。


④1日にやる量を決めない

時計とメガネと本

1日にやる量を決めておかなと、試験が近づくにつれてガス欠を起こしやすくなってしまう。

勉強のやり始めは気合いも入っているのでトップギアで突っ走れる。つまり、どんどん問題を解いていけるが、これが実は良くない。

1日に解く量や勉強の内容をある程度決めておかないと、勉強のリズムや集中力が維持しにくい。例えば平日は30分〜1時間、休日は8時間の勉強スケジュールを立てたとしよう。普段30分〜1時間の集中力で勉強しているのに、休日いきなり8時間の勉強は集中力を維持するのが難しい。

ならば毎日30分や1時間のリズムを崩さないように意識し、スケジュールを立てる方が問題を解く量や今日覚えないといけない部分を把握しやすい。

自分が確保できる勉強時間と試験日までの残り日数を逆算してスケジュールを立てるのが大事である。


⑤本質を理解していない

考える黒人男性

宅建試験は四子択一なんだけど、この四肢全てを理解した上でどこが間違っているか、あるいは合っているかを判断しないといけない。

4分の1、25%の正解率に賭けては絶対にいけない。過去問題集の問題は全問、四肢全て理解して「なぜこの肢は◯なのか」「なぜこの肢は×なのか」を説明できるようにならないと、本番では失点してしまう。(過去問題集を全肢理解していても、本番では複数迷う問題が出題されるため。)

問題の本質を理解して初めて、正解したと言える。


1冊の問題集を完璧にする

グッドマーク

上にも書いた通り、まずは最初に買った問題集を完璧にする。これを最後まで意識してほしい。

試験日が近づくにつれて、初見の問題対策だとか、周辺知識のアップデートで別の問題集を買いたい気持ちはわかる。だが、それはあくまで今持っている問題集を全て理解してからの話。

そもそも初見の問題なんて試験本番では必ず出題される。それも1問や2問ではない。

初見の問題対策をしているということは、まだ問題集の理解不足であることの方が可能性としては高い。

本質を理解していれば、たとえ初見の問題や違った言い回しで出題されても、冷静になれば対応できる。

まずは今持っている問題集を100%理解するまで周回し、全問解けるようになってから、新しい問題集に手を出すこと。


何月から始めれば間に合うか

カレンダー

俺が試験に落ちた時は3月上旬から勉強を開始した。この時は、上に書いたようにとにかく1日でやれるとこまでやる戦法でとにかく突っ走っていた。

案の定、夏あたりでガス欠となり、集中力も低下。試験1ヶ月前には「あれもこれもしなきゃ」とバタバタして、全てが中途半端な状態で受験した感じだ。

前年の反省を活かし、まずは1日にやる量を決め試験日まで逆算。受かった年の開始月は4月だった。

1ヶ月遅いにも関わらず、8月頃には問題集を全て理解し100点が取れるくらいになってはいた。(この時の勉強量は1日平均4時間)

もちろん人によって理解のスピードや勉強に割ける時間は異なるので一概には言えないが、概ね4月スタートが勉強を始めるリミットと考えて良いだろう。


まとめ

立ち並ぶビル

宅建試験に限らず、資格試験の勉強方法は成功例をよく見るが、失敗例はあまり見ないことから、俺が間違っていたと感じた勉強法をまとめてみた。もちろん俺には合わなかっただけで、上記の方法で受かっている人もいるので、あくまで参考程度にしてほしい。

資格試験勉強で一番大事なのはやはり、毎日問題に触れる。勉強時間の波を大きくしないことだと俺は思っている。

毎日の歯磨きに時間の増減がないのと同じで、できるだけ毎日同じ時間、勉強するのが習慣化もしやすいと思う。その時に大事なのは最大何時間できるかではなく、最低何時間できるか。

できるだけ忙しい日や時間のない日をベースに組み立てる方が、波を作りにくくするコツだ。

これから宅建試験を受ける人は、ぜひ試験勉強を今年で最後にしてほしい。

使ってたテキストと問題集


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クレヨン

水曜どうでしょうと阪神タイガースをこよなく愛する関西出身ブロガー。
20代はスポーツに打ち込みプロアスリートの道へ。
引退後はパーソナルトレーナーに転身、指導者の道を進む。
その傍ら、自身も舞台をフィジーク競技に移行。(入賞経験あり。)
2024年に宅建試験合格。2025年からは不動産業も開始予定。

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