
最近のボイスレコーダーはAIが搭載されてて、録音した内容を要約して文字に起こしてくれるんだ。
そんなAI搭載ボイスレコーダーで最近見つけたのがFOSMETの「X Note Rec 10」。
薄型でコンパクト、しかもMagSafe対応だからスマホにもくっつけられるんだ。
今回は、そんな話題のFOSMET X Note Rec 10を実際に使ってみたからレビューしていく。
便利である一方、ここが弱いという部分もあったから、メリット・デメリットを詳しく解説する。

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目次(クリックでジャンプ)
結論:電話録音は完璧、会議やインタビューは場面による

X Note Rec 10は、薄型で持ち運びしやすく、MagSafeにも対応。
スマホの裏に貼り付けておけばすぐに起動ができるから、出先で急な仕事の電話が来た際すぐに録音できる。
電話の録音→文字起こしの精度は高く、誤認識や変な文字起こしはほとんど無かった。
一方、会議や打ち合わせといった場合には、3m以上離れた場所や屋外だと周囲の雑音が入ったり、会話の誤認識が起こるケースもあり、電話録音に比べると精度は落ちてしまうって感じだ。
なので結論としては、「電話中心で使う人にはおすすめだが、会議やインタビュー用は場面による」というのが正直な感想といったところ。
FOSMETとは

FOSMETはスマートウォッチやスマートリングを製造、販売するブランドで2016年に中国で創業された新興メーカーなんだ。
日本の代理店はFOSMET JAPANとなっている。
デジタル技術とデザインの融合
従来の時計にデジタル技術を取り入れることで、より便利でスタイリッシュな製品を展開しているFOSMET。
有名デザイナーとの共同開発により、ファッション性の高いデザインが売り。
AIボイスレコーダー以外にも
X Note Rec 10の内容

FOSMET X Note Rec 10の内容物は下記の通り。
充電端子が専用設計なんだけど、標準装備のUSB Type-Aの他に、Type-Cに変換できるコネクタが付属してるのはありがたい。
説明書も日本語対応だから、初期設定も安心して行える。
また、文字起こしには専用アプリDOWAYのダウンロードが必要。(文字起こしは最初の12ヶ月無料)
こちらはiOS、Androidともにリリースされている。

専用アプリ「DOWAY」との連携
専用アプリ「DOWAY」ダウンロードすると、まずはアカウント作成。
こちらはメールアドレスと任意のパスワードを設定することで作成できる。

アカウントが作成できたらX Note Rec 10本体とアプリをBluetooth連携させる。
本体を起動した後、アプリ側の「デバイス追加」をタップ。
すると接続機器の候補が自動で表示から「接続」をタップ。
たったこれだけで使用可能になるんだ。
ボイスレコーダー自体を初めて使う人でも使いやすい親切設計。


X Note Rec 10の特徴とスペック
X Note Rec10の特徴はなんといっても3つのAIから選べる文字起こし機能。
AIのよる文字起こしのテンプレートは「会議」「通話」「相談」など30種類から選べる。
118の言語に対応しており、話者も識別されるんだ。
X Note Rec 10の特徴・スペック
| ブランド | FOSMET |
| 製品名称 | X Note Rec 10 |
| サイズ | 8.6 × 5.4 × 0.32cm |
| 重さ | 32g |
| カラー | メタリックシルバー |
| 容量 | 64GB |
| 接続 | Bluetooth |
| マイク | アナログシリコンマイク × 1 骨伝導マイク × 1 |
| 録音時間 | 最大35時間 |
| 対応言語 | 118言語 |
| 文字起こし | テンプレート30種類以上、1年間文字起こし無料 |
| その他機能 | 話者識別、3つのAIモデル(GPT4.0, 4.1, o3-mini) |
| メーカー保証 | 2年間 |
要約テンプレートは130種類以上




X Note Rec 10のサイズ



3種類のAIモデルの特徴

FOSMET X Note Rec 10にはGPT-4.0、GPT-4.1、o3-miniという3つのAIモデルを搭載している。
AIに詳しくない人の為にざっくりまとめると、「GPT-4.0 = 要約に強い」「GPT-4.1 = 文章化に強い」「o3-mini = 高速処理に強い」ってイメージでOK。
AIモデルの切り替えもアプリからワンアクションで行える。
追記:GPT-5、GPT-4o、GPT-4.1、o3-mini、GPT-5mini、Gemini 2.5 Pro、Gemini 2.5 Flashにアップグレードされました。
マインドマップの作成も可能
X Note 10では要約した内容からマインドマップを作成することも可能。
なんだけど実用レベルかと言われると「・・・」といった感じで、こちらは今後の製品改良に期待って感じだ。
Ask AI機能
録音 → AIによる要約、文字起こしと、ここまでなら他社のAIボイスレコーダー変わらないんだけど、FOSMETがすごいのは「Ask AI」という機能が搭載されてる事なんだ。
AIによる文字起こしが終わると、そこからさらにAIと議論し、より質の高い答えを導き出すというもの。
使い方も簡単で、アプリの「Ask AI」から立ち上げる事ができる。
全機能が12ヶ月無料で使える

しっかり使ってから判断できる
他社のAIボイスレコーダーは、別途サブスク契約をしないと機能に制限がかかる仕様が多い。
一方、X Note 10は購入後12ヶ月は全機能が無料で使えるから実質的なコスパはめちゃくちゃ高いんだ。
いろんな場面で使用してから課金するかどうかを判断できる。
また、2年目以降も月間300分までの文字起こしは無料。ボイスレコーダーを多用しない人にとっては無料プランでも十分満足できるんだ。
FOSMET X Note Rec 10の口コミ

FOSMET X Note Rec 10の口コミは下記。
概ね満足度高い商品ではあるんだけど、人によっては使いずらい印象。
使ってわかったメリット・デメリット
メリット
ボイスレコーダー自体、使う人はそこまで多くはないと思うんだけど、だからこそ初心者でも操作がしやすいよう、シンプルな設計となっている。
また起動も素早くできるから、スマホのボイスレコーダーアプリを立ち上げるよりも楽なんだ。
そして、個人的に大きなメリットと感じてるのが、会議や打ち合わせなどでメモを取るという事から解放されるということ。
これは想像以上に大きい。
メモを取ることに集中しすぎて相手の表情を見落とすであったり、内容の詳細を記録し忘れるという事がない。
さらにボイスレコーダーに録音された声の抑揚から、相手がどれくらいの熱量で話していたかもわかるんだ。
メモから解放され、AIによる高精度な要約を文字に起こせばそれで議事録も完成してしまう。
これは使った人にしかわからないメリットと言えるだろう。
デメリット
そんな高機能AIボイスレコーダーのデメリット。ここに関しては2つ。
一つ目は「屋外での録音に弱い」という点。
屋外といっても静かな場所であれば問題ないんだけど、騒音のする場面となると雑音が入りやすい。
結果、文字起こしの精度も落ちてしまうといった具合。
本体が薄型でマイクも小さいことを考えると仕方ないかもしれないが、ここを改善できると一気に覇権も取れると思う。
二つ目は「マインドマップ」。
これに関しても全く使えないというわけではないんだけど、実用レベルと考えるとあと一歩という感じ。
いずれも後継機種での改善を期待したい。
まとめ:実用性は十分あり

ケースを装着したままでも充電可能なことを考えると、そこまでデメリットには感じないX Note Rec 10。
ボイスレコーダー本来の機能はもちろん、AIによる文字起こしや要約は一度使うとその便利さを体感できる。
デメリットに比べるとはるかにメリットの方が多く、それでいてコスパも良い。
最新のボイスレコーダーを探してる人にとっておすすめできる商品であることは間違いない。
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