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ドルツ EW-DT73がおすすめな理由!ブラウンやフィリップスとの比較も

電動歯ブラシ

電動歯ブラシって「本当に当てるだけで磨けるのか」とか「磨いてる感がなさそう」ってイメージで、ずっと手磨き派だったんだけど電動歯ブラシへの憧れはあった。

電動歯ブラシ欲しい期とやっぱり手磨きでいいや期が交互に来るんだけど、ついに「もう買っちゃえ期」がきたので購入して試してみた。

30年以上手磨き派だった俺がついに電動歯ブラシデビュー。

実際に使ってみて磨いてる感はあったのか、歯ブラシを「動かす」から「当てる」という部分はどうだったのかをレビューしていく。

今年は「歯磨きの働き方改革」を推進していく所存。

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結論: 「磨いてる感は無い」が仕上がりは手磨き以上

鏡の前で歯を磨く女性

先に結論からいうと、「磨いてる感」は正直ない。

磨いているというよりも「磨かれている」という感覚の方が近いかもしれない。

なので最初はやっぱり違和感しかなく「失敗したかも」と思った。

だが磨き終わると、手磨きの時よりも明らかにツルツルしている。

そこで試しに歯垢染色液(歯医者で塗られる赤いやつ)を使って、手磨きとドルツ電動歯ブラシでどれだけ違いがあるか実験してみた。


歯垢染色液で実験

手磨きの時は8〜10分くらいかけて磨いていたので、同じように磨いたあと歯垢染色液を塗布。

結果、歯の表面は綺麗だが歯と歯の隙間や、段差がある部分は磨き残しがあった。

次にドルツ電動歯ブラシ。専用アプリを使いながら磨く(約2分)。

同じように歯垢染色液を塗布すると、手磨きで落とせていなかった歯と歯の間や段差部分も綺麗に磨けていた。

磨いている時間は5分の1なのにドルツ電動歯ブラシの方が綺麗に磨けているという結果に。

つまり手磨き派磨いているつもりだったというわけだ。悔しい。


「当てるだけ」の違和感は3日で慣れる

手磨き派が電動歯ブラシを敬遠する理由の一つに、電動歯ブラシは「動かさず当てるだけ」という部分がある。

磨いている感がなさそうだから、俺もずっと手磨き派だった。

だが実際に使ってみると案外気にならない。というかむしろ手磨きの方が効率悪かったことに気づいた。

というのも電動歯ブラシは1分間に3万回以上の細かい振動で歯垢を落とすんだけど、これが手磨きだと、自分で振動つまり動きをつけないといけない。

あと、当てるだけと言っても実際は、一つの歯に対して2秒ほどで良いので、イメージとしては電動歯ブラシをスライドさせてる感じだ。

鏡で見ると、細かい毛先が歯と歯茎の間に入って震えているのが分かる。

電動歯ブラシが支持される理由がようやくわかった。

食わず嫌いってほんと良くない。


手磨きだと落としきれない歯垢

上にも書いたように、手磨きだとどうしても磨き残しができてしまう。

俺は歯垢染色錠を手磨き後と、電動歯ブラシ後で2日に分けてどれくらい差があるか検証してみた。

流石に画像は上げられないが、思っている以上に差があった。

手磨きの場合、歯と歯の間や段差の部分に磨き残しがあり、赤く染まっていたが、電動歯ブラシだとそれがしっかり落とせている。

舌で触った際の仕上がりは同じように感じていたが、歯垢染色錠で着色させるとその違いを確認できる。


ドルツと他社の比較

3本の歯ブラシ

一口に電動歯ブラシと言っても、さまざまなメーカーからたくさんの機種が販売されている。

中でも主要な3社が「フィリップス(ソニッケアー)」「ブラウン(オーラルB)」そして「パナソニック(ドルツ)」。

それぞれのメーカーの特徴と、なぜパナソニックのドルツを選んだのかをここでは解説していく。


ブラウン「オーラルB」

今回比較した3社のうち、最も価格が安かったのがブラウンの「オーラルB」だった。他の2社が3万円を超えるのに対して、ブラウンのオーラルBは2.5万円ほど。

ではなぜ選ばなかったかというと、ブラシヘッドの形状だ。口コミにも書いている通り、ブラウンの電動歯ブラシは丸型ヘッド。

球体を丸型ヘッドで磨くCMが流れているが、実際に磨く歯は丸型ではなくもっと複雑な形をしている。

丸型ヘッドで歯を包み込めるかというと疑問が残る。あと歯茎が削れやすいという意見も見た。

ということで一番最初に選択肢から外れた。


フィリップス「ソニッケアー」

続いてはフィリップス「ソニッケアー」

調べている中で、実は一番人気で支持されていたのがフィリップスの「ソニッケアー」シリーズだった。

価格がパナソニック「ドルツ」より安く、歯科医師推奨のお墨付き。グラス型のおしゃれな充電器に、USBポート付きトラベルケース。付属品も充実しているといった盤石体制。

一方で、気になる部分もあった。

「ブラシヘッドが大きく日本人に合わない」「替えブラシが高い」「1年で壊れる」など

俺は小さいブラシヘッドが好きで、大きいのは使わない。見ると、ソニッケアーのブラシヘッドはドルツの1.5倍くらいはある。

どうしてもあのブラシヘッドで快適に磨けるイメージが湧かなかった。

また、歯ブラシは消耗品のため、ランニングコストを考えなくてはならない。となると、替えブラシの費用は少しでも安く抑えたい。

ドルツの替えブラシ(2本)が800円、ソニッケアーの替えブラシ(2本)が5,600円。その差額4,800円。

これは何年も使う上で無視できない価格差である。

パナソニック「ドルツ EW-DT73-A」フィリップス「ソニッケアー HX9903/15」
メリット・最適な磨き方を色でお知らせ
・1回の充電で16日間もつ
・替えブラシが安い
・アプリ連動
・高評価の口コミが多い
・歯科専門家推奨
・ドルツより安い
・アプリ連動
デメリット・高価格
・ケースがしょぼい(充電もできない)
・歯ブラシヘッドが大きい
・替えブラシが高い
・「1年で壊れる」という口コミも散見される

ドルツの替えブラシは2本で800円程度。

ソニッケアーの替えブラシは2本で5,600円と、ドルツ替えブラシの約7倍の価格。


最終的に「パナソニック ドルツ」を選んだ

電動歯ブラシ

ソニッケアーの「1年で壊れる」に関しては個体差もあると思うが、口コミでもまあまあ散見されたので、これも選択肢から外れる理由の一つとなった。

しかし最終的な決め手はランニングコストとなる「替えブラシの値段」だった。

ブラシは3ヶ月での交換が推奨されているので、2本で半年。つまり年2回購入することになる。

5年使ったとすると

・ドルツ替えブラシ:
   800円 × 年2回 × 5年 = 8,000円

・ソニッケアー替えブラシ:
   5,600円 × 年2回 × 5年 = 56,000円

差額もすごいが、パナソニック「ドルツ」が5年間使って8,000円は、驚異的なコスパだということに気づく。

やはり維持費はバカにできない。


ライトリングが思ったよりも役立つ

パナソニック「ドルツ EW-DT73」の機能の一つにライトリングというものがある。

最適な角度で磨けていると「青色」、ブラシを動かしすぎると「黄色」、ブラシを歯に押し当てすぎると「赤色」と教えてくれる。

自分では最適な磨き方をしているつもりでも青色リングがつかなかったり、無意識のうちに動かしすぎて黄色リングが点灯したりと、意外に役立っている。

特にブラシの押し付けすぎは歯茎を削ってしまう原因にもなるので、最適な押し付け圧を覚える事は大事である。


手磨きとの二刀流がおすすめ

手持ち歯ブラシと電動歯ブラシ

とは言え、手磨きを卒業するわけではなく併用していこうと考えている。朝は手磨き、夜は電動歯ブラシのような感じで。

理由は2つ。

まず朝は歯磨きをしながら仕事のメールチェックをしたり、コーヒーを淹れたりと、ながら磨きをしている。なので本体の重量が100g以上の物を咥えながらは流石にきつい。あと電動歯ブラシの「キーン」という音を朝から聞きたくない。という理由で朝は手磨き。

逆に夜はしっかり磨きたいのと時短で済ませたいので、電動歯ブラシ。

こんな感じで併用していく。


ドルツ EW-DT73の替えブラシ

電動歯ブラシの替えブラシ
替えブラシとスタンド

本体に付属で4本付いてくる

パナソニック「ドルツ EW-DT73」には4種類のブラシが付属されている。トータルケアブラシが1本、極細毛ブラシ(大・小)各1本、タフトブラシ1本といった感じだ。

さらにこの4本を立てて収納できるブラシスタンドも付属されているので、衛生的に保管できる。


トータルケアブラシ「EW-0810」


極細毛ブラシ「EW-0800」「EW-0801」


タフトブラシ「EW-0861」


ドルツアプリが磨き方を教えてくれる

パナソニックのドルツは、スマートフォンとBluetooth接続することで電動歯ブラシの使い方や磨き方のコツを教えてくれる。

アプリの磨き方ガイドを見ながら、スマートフォンのインカメラを疑似鏡のようにして磨くというわけだ。

歯磨きアプリの画面
最適角度を可視化
歯磨きアプリの画面
45度をアプリが監視

このアプリの良い点は、最適な磨き角度から外れた位置や、力が強すぎる位置などをドルツからアプリに転送され可視化できるというところ。

自分の磨き方のクセが分かるので、電動歯ブラシ初心者にはおすすめだ。

磨く度にポイントがもらえる

このドルツアプリを使って磨くと、毎回ポイントがもらえる。そしてこのポイントを一定数貯めると公式サイトでドルツの替えブラシ等と交換できる。

つまり、歯磨きという日々のルーティンを少しだけ楽しいものにしてくれるというわけだ。


気になる点

ハイエンド機種は必要ない

電動歯ブラシと化粧箱

今回購入したドルツ EW-DT73は2025年1月時点でのハイエンド機種だが、正直ミドル機種で十分だった。

振動数やモードもほとんど変わらず、違いも分からない。

唯一、専用ケースが付属するかしないかだと思うが、専用ケースもプラスチックのちゃっちい物なので100円ショップの適当なケースで十分。充電すらできないし。

電動歯ブラシのケース

付属ブラシも必要ないものまで付属するので、ミドル機種を買って好みのブラシを追加で買った方が良いと思う。

ハイエンドだから歯垢除去力が高い訳ではなく、あくまで磨き手のスキルが必要である。


ほとんどのモードは使わない

歯磨きアプリの画面

パナソニックドルツ EW-DT73には3つのモードが搭載されている。

・Wクリーンモード
・ノーマルモード
・ソフトモード

正直どのモードがどう良いのか分からない。強いていうなら振動が強いか弱いか。

俺は購入して最初にアプリからおすすめされたモード以外、一切使っていない。

それでも毎日満足な仕上がりとなっている。

モードの多さでハイエンド機種を買おうとしている人は、ほんとに違いがわかるのか良く考えてから購入した方が良い。


トラベルケースも必要ない

ハイエンド機種にのみ専用トラベルケースが付属するんだけど、これがめちゃくちゃ低廉なんだ。

プラスチックのケースに本体とブラシ2本が格納できるだけ。充電もできない。

電動歯ブラシのケース

ドルツより安いフィリップスのケースは質感もよく、充電もできる。

こんな中途半端なケースならむしろ付属しない方が良いんじゃないかってくらい。

あと、数日の旅行なら、わざわざ持って行かなくても手磨きで十分だから、やっぱりミドル機種で十分だ。


アプリは使わなくなる

磨き方ガイドで自分の磨き方のクセがわかるから最初はアプリで楽しく磨けてるんだけど、100点を達成してしまうと途端にアプリを起動して磨かなくなった。

ポイントも1回1ポイントなので、替えブラシ800円分が貯まるのは早くても800日後。

もっとすごいものを期待していた分、がっかり感が否めない。

アプリはおまけ程度と考えておいた方が良い。


まとめ

手磨きから電動歯ブラシに変えて一番恩恵を受けているのは、時短になったということだ。

手磨きの場合は同じ箇所を複数回往復するのに対して、電動歯ブラシは一方通行でOK。来た道を戻る必要がなく、それでいて手磨きよりも歯垢除去力が高い。

慣れるまでに多少の時間が必要だが、それでも一週間くらいで慣れるだろう。

一方、最初からハイエンド機種を購入するのは上にも書いた通りおすすめしない。

モードもほとんど固定になるし、専用トラベルケースは代替品を100円ショップで買えば十分。

まずはエントリーモデルから試してみるのをおすすめする。


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クレヨン

水曜どうでしょうと阪神タイガースをこよなく愛する関西出身ブロガー。
20代はスポーツに打ち込みプロアスリートの道へ。
引退後はパーソナルトレーナーに転身、指導者の道を進む。
その傍ら、自身も舞台をフィジーク競技に移行。(入賞経験あり。)
2024年に宅建試験合格。2025年からは不動産業も開始予定。

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